I


Iは、ラテン文字アルファベット)の9番目の文字。小文字は i であるが、トルコ語にあっては点のない ı である。

字形

  • 大文字は、1本の縦棒である。ただ、それでは見分けがつきにくいせいもあってか、手書き文字(ブロック体)では普通セリフを上下に付ける。筆記体では、本体は下部が左に流れるが、ベースラインを超えない。また、右下から左に弧を描いて文字の頂点までの飾りを付ける。亀甲文字\mathfrak{I}で、書体によっては\mathfrak{J}J)と区別が付かない。また、Tの筆記体と紛らわしいが、亀甲文字でTは\mathfrak{T}のようであり、区別が付く。
  • 小文字は、縦棒の上に(トルコ語を除き)点を付ける。縦棒はしばしば下部が右に曲がり、折り返すこともある。筆記体で前の文字から続くときは、下部左から、右上に向かって後で書かれる本体に合流する。亀甲文字\mathfrak{i}。文字の上部に付けるダイアクリティカルマークが付く場合、普通は点を取った上で付ける。
  • 呼称

    印尼エス:イー
    :イ
    西:イ/イラティナ
    :i (アイ) (IPA: /aɪ/)
    :ウ(点なし)、イ(点あり)
    :イガン

    音素

    この文字が表す音素は、/i/ないしその類似音である。
    ラテン語でしばしJと同じ発音をする。(/j/)
    英語では、大母音推移の結果、短音は/I/, 長音は/aI/と発音する。語末に現れない。
    フランス語では、他の母音字の前で半母音(/j/)化する。
    トルコ語では唇を丸めずイのようにして「ウ」と発音する音(非円唇後舌狭母音)である。
    音声記号としては、iは「非円唇前舌狭母音」、小型大文字ɪは「非円唇前舌広め狭母音」を表す。

    歴史

    ギリシャ文字Ι(イオタ)に由来し、キリル文字Іと同系の文字である。IとJの2形があったが、I母音を、J半母音を表すようになった。

    Iの意味

    小文字のiは、数学分野で虚数単位imaginary unit) を表すのに用いられる。
    小文字のiは電流を表す。
    英語で一人称単数主格を表す代名詞で、「私は」と訳される。なお、この意味では常に大文字で記される。(例文:I have a peso. 訳:私は1ペソ持っている)
    小文字のi、もしくはそれを円で囲んだⓘは、案内所(information)。
    情報information)を意味する。例:IT革命
    二十進数において、十八十進数18)を一桁(一文字)で表すのに用いられる。
    電気業界で、日本IBMを表す符丁
    IQなど、知能intelligence)。
    いくつかのプログラム言語(代表例はFORTRAN)で、整数integer)ないし整数である変数を表す。このことから、ほかのプログラム言語でも整数である変数に用いられることが多く、ループの回数を数える変数として多用される。
    石川梨華の第3弾の写真集のタイトル。イニシャルであるIshikawaから。
    エンジン燃料噴射装置の英語のinjectionの頭文字のi。また、この装置が装備されていることを表す。(例 BMW330i、PGM-FI
    駅ナンバリング制度では、東京の地下鉄では都営地下鉄三田線(MIta、Mは東京地下鉄丸ノ内線があるため)、大阪市営地下鉄では今里筋線Imazatosuji)を表す。
    iモードは、NTTドコモが提供する携帯電話サービス。
    アメリカ合衆国で、加盟局数の規模が小さい「ミニ・ネット」で放送されるネットワーク組織名。小文字のiを用いる。
    数学コンピュータ・プログラミングで、i はイテレータインデックスとしてよく使われる。iを使った後は、その後に続くアルファベット順に、j, k が使われる。

    特殊なI

    オランダ語で用いられる合字IJ、ijは、独立した文字として扱われる。
    トルコ語などではIの小文字は点のないıであり、点の付くİ及びその小文字のiと区別される(別の字である)。

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