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AEカメラAEカメラ(ええいいカメラ)とはカメラの一種であり、その呼称は自動露出(Automatic Exposure)から由来するものである。当初はEEカメラ(Electric Eyeの略、電気の眼の意)という抽象的な呼称が付けられていたが、自動露出化という本来目指してきた機能が徐々に実現するにしたがって、AEカメラ という呼称が一般化したようである。 AEカメラの歴史
一眼レフカメラにおけるAEカメラの発展
AE機能は、当時のレンズ交換機構持たないレンズシャッター機では早くから導入されていた技術であったが、レンズ交換式一眼レフカメラにおいては、レンズ交換式ゆえのレンズとボディ間の連動機構が発展途上にあり、電子技術も発展途上であったことから、その完成には長い時間を要することになる。一眼レフカメラにおいては、TTL露出計内蔵カメラが一般化すると、各メーカーは次世代のカメラとして EEカメラ の開発でしのぎを削ることになった。そのため、各社が独自の技術でマウントやレンズに各種の情報連動機構を設けることになる(皮肉にも、これが各種マウントの氾濫になってしまう)。当初は機械式連動によるシャッター速度優先露出式から始まり、後に電子シャッターの開発によって実現した絞り優先露出式の2種類の方式が生まれた。そして、電子技術の発展とともに連動機構も更なる進歩を遂げ、やがて両者は統合され、マルチモードカメラとなる。そうなると、次には 完全自動露出 の開発が始まった。現在では当たり前である、シャッター速度も絞り値も、完全にカメラ任せの露出である。それも電子技術と各社の適正露出を算出するノウハウの蓄積によって、カメラにプロセッサを内蔵し、各測光タイプに基づいて露出を測定、自動的に適正な露出値を割り出す方式の完全自動露出が実現された。その後は複数の完全自動露出パターン(マルチプログラム)を実装し、自動選択されるまでに昇華した。現在はごく一部のマニュアルカメラを除く、オートフォーカスカメラ、そしてデジタル一眼レフカメラに完全自動露出機能が実装されており、もはや一般的には「カメラ = AEカメラ」という構図が成り立ったため、使われることのない呼称である。
種類別分類
AEカメラにおいて、一般的に採用されている露出モードは以下の通りのものがある。
シャッター速度優先自動露出
「S / Tv モード」、あるいは「シャッター優先オート」とも言われる。設定したシャッター速度を基準とし、そのシャッター速度に応じて絞りを自動的に変える事で適正な露出値を得る。スポーツ写真のようにシャッター速度を要する撮影に有効といえる。AE機能としてはもっとも早く実現した方式であり、TTL露出計内蔵カメラが一般化する以前から機械式連動によって実現していると共に指定したシャッター速度に対し絞りを制御することから、電子制御シャッターの登場前から実現可能なAEであった。国産一眼レフカメラでは、1965年発売の コニカオートレックス が第1号機である。 絞り値優先自動露出
「A / Av モード」、あるいは「絞り優先オート」とも言われる。設定した絞りを基準とし、その絞りに応じてシャッター速度を自動的に変える事で適正な露出値を得る。ポートレートのように絞りを開放させて周辺をぼかして撮影したり、風景写真のように絞りこんで全面をシャープに撮影する時に有効といえる。当時の一眼レフカメラにおいては、露出計がファインダー側、あるいはスリットミラー裏に組み込まれていたため、露出時のミラーアップによる測光遮断の回避ができず、ミラーアップ直前の露出値を一時的に記憶させる必要性があった。そのため電子技術の進歩を待つことになる。1971年に発売された、電子シャッター搭載機の アサヒペンタックスES によって実現する。 プログラム自動露出
「P モード」とも言われる。シャッター速度・絞りの両方をプロセッサに組み込まれた一定のプログラムを元にして割り振ることで適正な露出値を得る。現在ではもっとも一般的な露出機能である。コンパクトカメラなど初心者向けのカメラにはプログラム露出のみ搭載されている事が多い。後に、様々な撮影状況に対応した複数のプログラム設定を実装したマルチモードカメラが登場し、現在では更に複数のプログラム(マルチプログラム)を自動的に判断するオートプログラム機能が一般的である。 自動露出に関連する機能
露出補正機能
自動露出で得た露出値が、必ずしも適正な露出値では無い場合がある。また、意図的に露出を外す撮影をする場合もある。そうした場合に、専用のダイヤル、あるいはボタン操作によって、より撮影者の意図に沿った露出を容易に実現する機能である。 オートブラケット機構
※オートブラケット機構の記事を参照のこと。 関連項目
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