大阪大学
概観
大学全体
大阪大学は1931年に帝国大学令に基づいて8番目の帝国大学として創設された。1949年に新制大学へ移行、2004年には国立大学法人化した。大学院重点化が完了している。一般に「理系大学」と称されてきた本大学の文系分野の強化の観点と、世界を舞台に活躍できる人材の育成という観点から、2007年10月に大阪外国語大学と統合し、外国語学部外国語学科(旧大阪外国語大学外国語学部地域文化学科の諸専攻)および法学部国際公共政策学科(旧大阪外国語大学外国語学部国際文化学科の国際関係専攻など)、大学院言語文化研究科言語社会専攻、大学院文学研究科文化動態論専攻、大学院人間科学研究科グローバル人間学専攻を新設。加えて、大阪外国語大学外国語学部の定員のうち一部が、理学部・基礎工学部の一部学科に振り分けられる。国立大学法人として外国語学部を設置しているのは、大阪大学の他に東京外国語大学しかなく、日本の国立総合大学で唯一外国語学部を擁するようになった。2007年総長に就任した鷲田清一は大阪大学初の文系出身者である。大阪外国語大学との統合を機に、大阪大学の文系分野を飛躍的に強化・国際化・多様化することで、文系・理系分野共に日本のトップレベルの大学としての地位を確立することが期待されている。 モットー
「地域に生き世界に伸びる」(英語:Live Locally, Grow Globally)
沿革
略歴 大阪大学は、旧制大阪医科大学を母体に8番目(内地6番目)の帝国大学として1931年に開設された。開設当時の学部は医学部と理学部の2学部であった。大阪大学では、自らの起源を1724年設立の懐徳堂と1838年に緒方洪庵により設立された適塾としている。ただし、適塾も懐徳堂も私塾であるため、官立の大阪帝国大学に至る系譜とは一線を画しており、また、後継教育機関がないまま閉鎖されているため、形式的または法的な直接のつながりはない。しかし、これらの私塾と大阪大学との繋がりは、適塾においては、適塾から大阪医学校に大半の教師・塾生がとも移籍することによって実質的かつ直接的に歴史が繋がっている。一方、懐徳堂においては、1869年の閉校によって一度途絶えた伝統を、1910年に懐徳堂記念会の設立と1916年の重建懐徳堂の設立によって再興した。戦後の1949年に、懐徳堂記念会が懐徳堂蔵書を大阪大学に寄贈したことで、大阪大学と懐徳堂の繋がりが出来た。懐徳堂自体、現代まで歴史的連続性がないが、現在、大阪大学が初期の懐徳堂に関するものも含めて管理しているため、本稿では、大阪大学の公式見解に従って、懐徳堂が設立された1724年を創立年、帝国大学が設立された1931年を大学設置年としている。また、現在は適塾の管理・保存も行い、大阪大学総合学術博物館にて、「大阪大学の系譜」という形で、それらの詳しい沿革と本学との繋がりを紹介している。1933年には、旧制大阪工業大学を合併、新制大学への改組を経て現在は国立大学法人化された。 年表
1869年( 明治2年) 大阪府が上本町の大福寺に仮病院と仮医学校を設立。緒方洪庵の子である 緒方惟準ら適塾の関係者が設立に参加。
1880年(明治13年) 仮病院と仮医学校を大阪府立大阪病院と大阪府立大阪医学校として正式に発足。
1896年(明治29年) 大阪工業学校設立、その後、大阪工業大学となる。
1915年(大正4年) 大阪府立大阪医学校を大阪府立大阪医科大学へ改組(専門学校令準拠のまま改称、大学令による旧制大学では無い)。
1919年(大正8年) 大阪医科大学に改称(大阪府立のまま改称、大学令に準拠の旧制大学となる)。
1921年(大正10年) 林蝶子女史の寄付を基に国立の大阪外国語学校設立(旧・大阪外国語大学、現・大阪大学外国語学部の前身)。
1931年(昭和6年) 大阪医科大学を母体に 医学部と 理学部からなる大阪帝国大学が設立される(官立移管されると同時に、帝国大学令に準拠の帝国大学となる)。
1991年(平成3年) 現学章とスクールカラーを制定。
2004年(平成16年) 国立大学法人法の規定により国立大学法人大阪大学となる。
基礎データ
所在地
附属機関
= 学部附属施設 =
医学部附属動物実験施設
= 大学院研究科附属施設 =
人間科学研究科附属
比較行動実験施設
法学研究科附属
法政実務連携センター
理学研究科附属
原子核実験施設
分子熱力学研究センター
医学系研究科附属
共同研究実習センター
子どものこころの分子統御機構研究センター
薬学研究科附属
薬用植物園
実践薬学教育研究センター
工学研究科附属
超精密科学研究センター
原子分子イオン制御理工学センター
フロンティア研究センター= 附置研究所 =
附属感染動物実験施設
附属感染症DNAチップ開発センター
附属難治感染症対策研究センター
附属遺伝情報実験センター
附属感染症国際研究センター
附属材料解析センター
附属産業科学ナノテクノロジーセンター
附属新産業創造物質基盤技術研究センター
附属プロテオミクス総合研究センター
附属行動経済学研究センター
附属スマートプロセス研究センター= 学内共同教育研究施設 =
低温センター
ラジオアイソトープ総合センター
環境安全研究管理センター
留学生センター
生物工学国際交流センター
極限量子科学研究センター
太陽エネルギー化学研究センター
大学教育実践センター
先端科学イノベーションセンター
保健センター
臨床医工学融合研究教育センター
コミュニケーションデザイン・センター
金融・保険教育研究センター
科学教育機器リノベーションセンター
グローバルコラボレーションセンター
世界言語研究センター
日本語日本文化教育センター
サステイナビリティ・デザイン・センター = 全国共同利用施設 =
サイバーメディアセンター
= 附属図書館 =
附属図書館は、豊中本館・生命科学分館・吹田分館・箕面分館の4つがある。特に豊中本館は蔵書数222.1万冊と、日本第五位の規模。= 総合学術博物館 =
大阪大学総合学術博物館は、待兼山修学館に開設されている。待兼山修学館は、旧大阪大学医学部附属病院石橋分院の建物を使用している。 研究
21世紀COEプログラム
21世紀COEプログラムの採択数は15件で、採択件数は東京大学・京都大学に次ぐ第3位だった。
| 採択年度
| 分野
| プログラム名
|
平成14年度 (2002年度)
| 生命科学
| 生体システムのダイナミクス
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| 細胞超分子装置の作動原理の解明と再構成
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| 化学、材料科学
| 自然共生化学の創成
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| 構造・機能先進材料デザイン研究拠点の形
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| 情報・電気・電子
| ネットワーク共生環境を築く情報技術の創出
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| 人文科学
| インターフェイスの人文学
|
| 学際、複合、新領域
| 新産業創造指向インターナノサイエンス
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平成15年度 (2003年度)
| 医学系
| 感染症学・免疫学融合プログラム
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| 疾患関連糖鎖・タンパク質の統合的機能解析
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| フロンティア・バイオデンティストリーの創生
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| 数学、物理学、地球科学
| 究極と統合の新しい基礎科学
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| 物質機能の科学的解明とナノエ学の創出
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| 機械、土木、建築、その他工学
| 原子論的生産技術の創出拠点
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| 社会科学
| アンケート調査と実験による行動マクロ動学
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平成16年度 (2004年度)
| 革新的な学術分野
| 細胞・組織の統合制御にむけた総合拠点形成
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グローバルCOEプログラム
グローバルCOEプログラムの採択件数は7件(平成19年度)で、全国最多となっている。
| 採択年度
| 分野
| プログラム名
| 拠点部局(専攻)
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平成19年度 (2007年度)
| 生命科学
| 高次生命機能システムのダイナミクス
| 生命機能研究科生命機能専攻
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| 化学、材料科学
| 生命環境化学グローバル教育研究拠点
| 工学研究科生命先端工学専攻
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| 構造・機能先進材料デザイン教育研究拠点
| 工学研究科マテリアル生産科学専攻
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| 情報、電気、電子
| アンビエント情報社会基盤創成拠点
| 情報科学研究科マルチメディア工学専攻
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| 次世代電子デバイス教育研究開発拠点
| 工学研究科電気電子情報工学専攻
|
| 人文科学
| コンフリクトの人文学国際研究教育拠点
| 人間科学研究科人間科学専攻
|
| 学際、複合、新領域
| 医・工・情報学融合による予測医学基盤創成
| 臨床医工学融合研究教育センター
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教育
大阪大学の授業科目は「共通教育系科目」「専門教育系科目」「教職教育科目」「国際交流科目」「コミュニケーションデザイン科目」で構成されている。そのうち、「共通教育系科目」と「専門教育系科目」のうちの「専門基礎教育科目」は、「全学共通教育科目」と呼ばれ、大学教育実践センターによって実施される。なお、平成19年度入学生から、科目と区分が再編された。
全学共通教育科目
共通教育系科目
教養教育科目
言語・情報教育科目
基礎セミナー
健康・スポーツ教育科目
専門教育系科目
専門基礎教育科目
なお、学部学生、院生、教職員にIDとパスワードが付与されていて、IT化が進められている。
KOAN(Knowledge of Osaka University Academic Nucleus)
履修登録などをWEB上で行うための学務情報システム。
授業をIT面からサポートするためのシステム。講義資料などをWEB上に掲載する。 採択されているプログラム
リノベーションまちづくりデザイナーの養成(平成16年度「地域活性化への貢献」)(外部リンク)
国際的な人材養成に資するコンテンツ開発(グローバルコンピテンシーの修得を目的とするe-Learningプログラム)(平成17年度「ニーズに基づく人材育成を目指したe-Learning Programの開発」)(外部リンク)
コアリッションによる工学教育の相乗的改革(平成16年度・共同)
進化する理学教育プログラム(平成16年度)
融合科学を国際的視野で先導する人材の育成(平成17年度)(外部リンク)
実務技能教育教材共同開発共有プロジェクト(平成16年度・共同)
科学技術リテラシーを備えた先端的法曹養成(平成16年度・単独)
| 採択年度
| 分野
| 教育プログラム名
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| 平成17年度
| 人社系
| ソーシャルネットワーク型人文学教育の構築
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| 「実践的研究者」養成をめざす人間科学教育
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| 存在感ある若手研究者養成のための教育改革
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| 理工農系
| インタラクティブ大学院教育
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| 学習コミュニティに基盤を置く大学院教育
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| 先導的教育研究融合プログラム
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| 実践力向上のメンター制とPBリーダー養成
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| 統合デザイン力教育プログラム
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| 学際新領域を先導する21世紀基礎工学教育
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| ソフトウェアデザイン工学高度人材育成コア
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| 平成18年度
| 人社系
| 国際公益セクターの政策エキスパート養成
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| 理工農系
| 生命先端工学国際創造教育プログラム
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| 先端通信エキスパート養成プログラム
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学生生活
附属学校等
Wiki関係他プロジェクトリンク
外部リンク
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