ルーマニア語
ルーマニア語
(limba română)は、
ルーマニア
の公用語であり、またその周辺地域でも使用されている言語である。
インド・ヨーロッパ語族
イタリック語派
に分類される。
ラテン語
の東部地域における方言。
バルカン・ロマンス語派
。
モルドバ語
はルーマニア語とほぼ同じ。
文字と発音
c, g:
イタリア語
と同じく、e, i の前で硬口蓋音化し、h の挿入によって軟口蓋音に保たれる。
文法的特徴
男性・女性・中性の3性を持つ
後置定冠詞
他のロマンス諸語とは違い、格変化を保っている
ブルガリア語
や
アルバニア語
などバルカン諸語と共通の特徴を持つ(
バルカン言語連合
)。
アルーマニア語
(マケドルーマニア語)については、独立した言語と見る見方とルーマニア語の方言とする見方とがある。
歴史
ダキア・ルーマニア語は、ラテン口語や
ダキア
・
トラキア語
などを起源にもつバルカン・ロマンス語の一方言が
スラヴ語
などの強い影響を受けることにより、中世に成立した。現在のルーマニア語諸方言は、7世紀から10世紀のある時点までは、ひとつの言語だったと考えられている。
周辺にスラヴ語民族が多く、教会(現在の
ルーマニア正教会
)の典礼言語がかつては
教会スラヴ語
であったことから、スラヴ語の影響を極めて多く受けた。語彙にスラヴ語の影響が多く20%がスラヴ語からの借用である。十九世紀以前の記録は
キリル文字
で書かれている。また十六世紀以降はトルコ語からの借用語が増大した。
18世紀に行なわれた“浄化”運動により、アルファベットをキリル文字から
ラテン文字
に改めるとともに、スラヴ語や
ギリシア語
、
トルコ語
などの影響を
ラテン語
、
フランス語
、
イタリア語
などからの借用により排除する再ロマンス語化が行なわれ、今日のルーマニア語が形成された。しかしながらスラブ語の影響を完全に除去することは出来なかった。
特筆すべきこととして、ルーマニア語は、
東方正教会
を信仰する地域の言語であるため、他のロマンス語と異なり、文化的にほとんど
ローマ・カトリック
の影響を受けていないことが挙げられる。
関連項目
ロマンス語
モルドバ語
アルーマニア語
(cf.
アルーマニア人
)
ラテン語とルーマニア語の音韻の変化
ルーマニア人
外部リンク
ルーマニア語ラジオ
Radio Romania International
Romanian 101
Learn Romanian online
BBCRomanian_com
www.rotalk.com
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