ジャンガリアンハムスター


ジャンガリアンハムスター (Djungarian Hamster) は、ヒメキヌゲネズミ属の一種である。小型のハムスターであるため、ドワーフハムスターと呼ばれる。出身地は、カザフスタン共和国シベリアから中国北部。日本ではペットとして飼育されているドワーフハムスターの中では最も人気のあるとてもかわいい種類である。

中国のジュンガル盆地に生息することが名前の由来だが、実際はシベリアに多く分布しており海外ではシベリアンハムスターと呼ぶのが妥当であるとする学者もいる。 また、冬になると体毛が白く変化する個体があることから、欧米ではウィンターホワイトハムスター (Winter White Hamster) またはウインターホワイトロシアンハムスター (Winter White Russian Hamster) と呼ばれる事もある。

特徴

体長は約7cm~13cmで体重は約30~40g。子供は大体5~10匹生む。メスより、オスの方が大きい。臭腺はお腹にあり、の裏に毛が生えている。性格はおとなしく、人間にもなれやすいものが多い。他のハムスターに比べて性格の個体差が激しく、それゆえ個性も多彩である。それがまた、人気の秘密である。ゴールデンハムスターとは違い、相性がよければ複数飼いが可能であるが、あくまで「出来る可能性がある」なので単独飼育が無難である。

ジャンガリアンハムスターは色の種類もある。ノーマルは茶褐色の体毛を持ち、背中に黒い線がある。また、になると、毛の色が白色に変化する。パールホワイトはスノーホワイトとも呼ばれ、体毛が全体的に白く、ノーマルと同じく黒い線が背中にある。ブルーサファイアは青みのある、グレー色の体毛をしている。プディングはベージュ色をした、体毛を持つ。 

毛色と毛柄

毛色

野生色(アグーチ・ノーマル)
突然変異遺伝子をもっていない場合、または劣勢の突然変遺伝子を隠し持っている場合には野生色となる。
いわゆる、ノーマルと呼ばれている個体。背中のストライプは黒色ではっきりとしている。背中側の色は濃い茶褐色をしている。お腹側はやや色が薄くなっている。
サファイア
劣性の突然変異遺伝子dがd/dとなった場合の毛色である。ノーマルに比べて背中のストライプ、全体の色が共に薄目の色になる。
いわゆる、ブルーサファイアと呼ばれている個体。
プディング
体毛が全体的に明るい薄茶色(ベージュ色)となり、背中のストライプもノーマルに比べると薄い色となる。また、プディングの色を発生する遺伝子は、肥満遺伝子としても知られており、一般的に肥満になりやすいといわれている。
いわゆるプディングと呼ばれている個体。イエロージャンガリアンと呼ばれている事もある。

ペットショップでブラックジャンガリアンと称して販売されている個体があるが、これはジャンガリアンではなく、キャンベルハムスターのブラックであり、店側は知識不足、もしくは故意に名称を変更し販売しているものなので、注意が必要である。ジャンガリアンにブラックという毛色はない。

毛柄

パール
優勢の突然変遺伝子により体毛が根本より白く変化する毛柄である。野生色(ノーマル)のものは毛先に黒い色が残っており(毛先に残るのをチップという)、背中のストライプも黒がはっきりと見受けられる。
サファイア遺伝子を持っている場合は野生色のものに比べてチップの色が薄くなり、全体的に白い個体となる。プディングの遺伝子を持っている場合はチップの色がプディングの毛色になり、野生色やサファイアの個体と区別できる。
全身が白い個体はスノーホワイトという名称でペットショップで売られている事もある。ただし、キャンベルハムスターの白い個体もスノーホワイトと名称で売られている事があるので、注意が必要。
インペリアル
お腹の白い部分がノーマルに比べて広い下柄である。体毛も全体的にノーマルに比べて薄い目になる事が多い。ペットショップではノーマルと区別されて売られている事はないようである。
パイド
白い斑点模様が現れる毛柄である。ただし、ペットショップでは、キャンベルハムスターのパイドをパイドジャンガリアンとして売られている事が多いので注意が必要である。また、白地に黒い斑点のパンダと呼ばれるものも、ジャンガリアンではなく、キャンベルハムスターのパイドである。

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